こんにちは。国祐塾の川添です。
公立入試まであと少しですね。
今日は、愛知県公立高校入試国語2019年の分析をしていきます。
まずはAグループからです。
◎2019年 愛知県の公立高校入試国語の分析(Aグループ)
全体としては大問が4問あり、第1問が説明的文章、第2問が漢字、語句に関するもの、第3問が説明的文章、第4問が古文となっています。
全部で18問の22点満点で、2点問題が4問あります。
90%を目指す子にとっては4問存在する2点問題を落とさないようにすることが重要です。
○第1問 説明的文章
出典は「まなざしのデザイン-〈世界の見方〉を変える方法」
(ハナムラチカヒロ)です。
(1)第一段落の中で述べられている内容についての理由説明
10行目「その~」から13行目をまでに根拠があります。
(2)傍線部の説明
傍線部の後ろから5行目以降が根拠になります。
(3)傍線部の説明
傍線部直後が根拠です。
(4)要約(60字以上70字以下)
まず3つのキーワードを含む文を探しましょう。
その際に、問題文に書かれている「動物と比較して」という部分もヒントに本文に線を引きます。あとは、キーワードを含む文を順番を考えて並べていきましょう。この問題はいきなり書くのは難しいので、日頃の訓練が重要です。
(5)会話形式の内容把握問題
空欄Xは、第5段落の12行目に「特徴や要素」をという言葉が書いてあるのでその周辺を見ましょう。
空欄Yは、空想のことが書かれている最終段落を見ましょう。
空欄Zは、空欄直後の「つまり」以下をヒントに考えましょう。
○第2問 漢字・語句に関する問題
(1)漢字の読みが一題、書きが一題あります。定期テストレベルです。
(2)同音異義語の問題。こちらも日頃の学習が大切です。
○第3問 説明的文章
出典は「読書からはじまる」(長田弘)となっています。
(1)傍線部の説明
12~16行目が根拠です。
(2)傍線部の理由
傍線部の前5行目から傍線部の直前が根拠です。
(3)空欄補充(接続詞)
空欄A…空欄を含む一文を見ます。
国境を越える言葉は、完全な言葉ではなく、
【A】不完全な言葉なのです。とあり、~ではなく、…なのだと
あるので、「むしろ」が適切。
空欄B…空欄の前後で対照的な内容になっているので「しかし」が正解
(4)傍線部の説明
言葉の違いを認め、違いを受け入れられるという内容である選択肢の「エ」が
良いでしょう。
(5)内容把握
第4段落の内容に「虚構の世界」などが書かれていないので、
わかりやすい問題です。
(6)内容一致
選択肢を本文と見比べて一致しない箇所を消していきましょう。
○第4問 古文
出典は「初学考鑑」です。
(1)傍線部の説明
傍線部を含む一文の意味を把握しましょう。
(2)指示語の説明
傍線②の直前の内容がヒントです
(3)現代語訳
二重否定=肯定なので答えがわかります。
(4)内容一致
本文7行目から10行目までが根拠です。
では、次にBグループを見ていきましょう。
◎2019年 愛知県の公立高校入試国語の分析(Bグループ)
全体としては、第1問が説明的文章、第2問が漢字・語句に関する問題、第3問が小説、第4問が漢文となっています
では問題を見ていきます。
○第1問 説明的文章
出典は、「知の体力」(永田和宏)です。
評論で良く使われる用語になれていないと内容理解がしにくい問題です。
(1)傍線部の理由
傍線部から離れていますが、第二段落のはじめの部分が根拠です。
(2)空欄補充(接続詞)
空欄A…空欄の前後が対照的になっているので「いっぽう」が答。
空欄B…空欄の直後が直前の言い換えになっているので「すなわち」を選ぼう。
(3)傍線部の説明
傍線部の前に書かれている1本の大きな木の例を読み取る。
(4)要約(70字以上80字以下)
キーワードを含む文をまとめれば良いでしょう。
日頃の要約の練習が必要です。
(5)論の進め方の特徴
要領がわかれば難しくはないですが、ある程度時間がかかってしまうので、
練習が必要です。
○第2問 漢字・語句に関する問題
(1)漢字の読みが一題、書きが一題ありますが、中学校の定期テストレベルの漢字で難しくありません。
(2)普段から同音異義語を意識しておきましょう。
○第3問 小説
出典は、「よろこびの歌」(宮下奈都)です。
(1)第二段落における登場人物の思いの説明
選択肢のイにひっかからないように、本文の内容をしっかり把握しましょう。
(2)脱落文挿入
空欄の前後のつながりに注目して解いていきます。
(3)傍線部の理由
説明文と同じように、傍線部の周辺を見ますが、今回は直後が根拠です。
(4)表現の特徴
間違っている選択肢が消しやすいです。
(5)登場人物の行動と心情の把握
間違いの選択肢が切りやすいですが選択肢が長いので注意が必要。
(6)内容一致
本文に戻って確認をしていかないといけないので時間がかかるので、
練習が必要です。
○第4問 漢文
出典は、「世説新語」です。
(1)主語の把握
主語の省略はよく聞かれるので、練習していれば、難しくありません。
(2)傍線部の理由
傍線部の直前を受けて、怒ったという流れをおさえましょう。
(3)傍線部の理由
傍線部の直前の元方のセリフをふまえて解きます。
(4)内容一致
本文の流れをおさえて考えましょう。
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